インターネット公売は、国税庁が税金の滞納者から差し押さえた財産をオークションサイトに出品し強制的に売却する手続きで、2007年から年に4回ほど行われています。

今回、東京国税局が出品した、ガンメタリック色の光沢のある濃いグレーの「フェラーリ」は、走行距離は1500キロほどで、最低入札価格7130万円に対し、これまでの最高額となる1億7100万円余りで落札されました。

東京国税局はことし8月にも別の赤いフェラーリを出品し、不動産以外では当時最高の金額だった9430万円余りで落札されていました。

今回の入札ではこのほか、海外高級ブランドのわに皮ベルトの機械式手巻き腕時計がおよそ1695万円で落札されました。

国税を滞納している人の滞納残高は2023年度末の時点で全国で9276億円と増加傾向にあり、国税庁の担当者は「差し押さえた財産のインターネット公売などを通じて、適正で公平な課税や徴収の実現に努めたい」とコメントしています。

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