ホテルのベッドで、掛け布団がはがれないことがあります。一体、何のためでしょうか。
■「はがすなら布団に入る前!」
清流を感じる癒しのホテルの一室のつもりでお送りしています。カッコウの声が聞こえましたね。ホテルでちょっと一休みしようという時、「掛け布団がはがれないよ」という経験はありませんか。
今回、協力してもらった品川プリンスホテルでは、足元側の面だけがマットの下に入れ込まれているスタイルですが、ホテルによっては横の面も入れ込まれていることもあります。品川プリンスホテルのベッドメイク担当によると、「もし、はがすなら布団に入る前」ということです。
横側が入れ込まれていた場合は、まず横側をはがします。その後、上側からめくるようにすると、比較的はがしやすいということです。
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■ホテルの気遣い「ずれ落ち防止」「衛生的」■ホテルの気遣い「ずれ落ち防止」「衛生的」
そもそも、なぜ入れ込まれているのでしょうか。品川プリンスホテルによると、「デュベスタイル」というベッドメイク法で、海外では主流です。数年前から、日本でも多くのホテルが取り入れるようになったということです。
その本来の目的は何でしょうか。一つ目は「ずれ落ち防止」。寝ている時、掛け布団がずれ落ちるのを防ぐためです。二つ目は「衛生的」。掛け布団がすっぽりとカバーに覆われています。そうではないタイプのベッドメイク法もありますが、衛生面ですぐれているということです。
これは、ホテルの気遣いだったのです。
もちろん、好みにより、スポッと入ってもらっても、剥がしても、どちらでもかまわないということです。
(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年5月2日放送)
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