2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で犠牲になった渡辺美希子さん=当時(35)=の遺族が14日、青森市で講演し、兄勇さん(45)は、犯罪被害者支援に携わる人へ「(支援を)断られても様子を見て、もう一声かけてあげてほしい」と、きめ細かな対応の必要性を訴えた。
勇さんは、漫画やゲームが好きだった自分の影響で美希子さんがアニメの道に進んだのではないかと自分を責めたという。その後、初めは断っていたカウンセリングを、体調不良になったことで受けると決めた。「自分が崩れているかもしれないと認めたくなかった。僕みたいな人もいるかもしれない」と話した。
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