性的マイノリティーが働きやすい職場づくりを推進する団体、「work with Pride」は、企業などを対象に啓発や社内制度改革などの取り組みを評価して、年に一度、表彰しています。

14日にこの団体が都内で開いたイベントでは、新たにスポーツ分野でも表彰を行うため指標をつくることが発表されました。

イベントではトークセッションが行われ、サッカーチームの社長や元アスリートなどが、取り組みのノウハウを持つ企業などと連携して策定を進めていくとして、スポーツ組織や企業に協力を呼びかけました。

この中でソウルオリンピック 柔道の銅メダリストで筑波大学教授の山口香さんは「スポーツ界の常識は社会とは少しズレている部分もあって、業界がもっと開かれていく必要がある。一方で発信力があるところがスポーツの力でもあり、知見のある企業に背中を押してもらい、アスリートが多様性を体現して現場から発信する循環をつくることでよりよい社会になってほしい」と話していました。

団体は今後、実行委員会を立ち上げ協力する組織や企業を募るとともに、スポーツ分野の指標を策定することにしています。

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