■札幌地検 法人の代表ら3人を不起訴処分

 北海道札幌市で宗教法人が経営破綻し、運営する納骨堂が遺骨を残したまま突如閉鎖した問題。

 札幌地検は、経営難を認識しながら永代供養料として札幌市内の男女から現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで書類送検されていた法人の代表ら3人を不起訴処分としました。

 不起訴処分となったのは、札幌市東区で納骨堂「御霊堂元町」を運営していた宗教法人「白鳳寺」の代表と当時の副住職ら3人です。

 3人は2022年8月、資金不足で納骨堂が差し押さえられ競売にかけられていたにもかかわらず、新規で札幌市内の男女2人から「永代供養料」などとして現金計約200万円をだまし取ったとして、6月に書類送検されていました。

 納骨堂は事実上、経営破綻に陥り、内部に遺骨を残したまま突如閉鎖されました。

 納骨堂の土地と建物は、札幌市内の不動産会社が落札しています。

 警察は当時、3人の認否については明らかにしていませんでしたが、札幌地検は11月12日付で3人を不起訴処分としました。

 不起訴の理由は明らかにしていません。

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