ドワンゴと日本財団による通信制大学「ZEN大学」の2025年4月開学が決まったことを受け、同大学の準備会は12日に記者会見し、授業料免除など最大計600人を対象とした奨学制度を設けると発表した。入学定員は3500人で、最大で2割弱が対象となる。
同日、出願受け付けを開始した。授業料は年38万円。世帯年収が700万円未満の最大500人を対象に授業料を全額免除し、最大100人の特待生に給付型奨学金を年50万円支給する。
学部は「知能情報社会学部」のみ。他大学との交流機会を設けるとし、世界7都市を巡りながら学ぶ米ミネルバ大とも連携予定だとした。来日した同大の学生とZEN大の学生が一緒に日本の社会課題の解決に取り組むプログラムを検討中だという。東京大や慶応大などの学生とともに学ぶゼミ形式の授業も開講する。
学長に就任予定の若山正人九州大名誉教授は会見で「学生には社会に出てからも学び続ける力を身につけてほしい。学生の探究力を盛り上げる大学を目指したい」と述べた。
（斎藤さやか）
【関連記事】
- ・通信制ZEN大学開学へ ドワンゴなど、少子化でも存在感
- ・ZEN大学を認可 志望理由・小論文で選考､授業料38万円
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
