一般社団法人日本動画協会の調べでは、アニメの市場規模はおととし3兆円に迫るなど、需要が拡大しています。
一方、現場では人手が不足し、人材育成が課題となっています。
こうした中、全国のアニメーターらで作る団体が、人材を増やすきっかけにしようと、アニメを描く技術などを問う「アニメータースキル検定」を初めて開催しました。
9日行われた検定は、東京や大阪など全国6か所の会場で行われ、16歳から61歳までのおよそ350人が挑みました。
都内の会場では、原画をなぞって正確に絵を描く問題が出題され、それぞれが鉛筆を使って、キャラクターの顔のパーツやラインを細かく描写していました。
アニメの制作会社に就職が決まっているという20代の女性は「商業アニメーションの知識が全然ないので、今回の検定に挑戦して将来いい作品が描けるアニメーターになりたいです」と話していました。
日本アニメフィルム文化連盟の福宮あやの事務局長は「この検定をきっかけにどういう技術が足りていないかを確認してもらい、それを職場や学校で練習して成長につなげてもらえたら」と話していました。
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