大阪地検特捜部が捜査した学校法人を巡る業務上横領事件で、無罪が確定した不動産会社の元社長が提出していた当時の主任検事に対する特別公務員暴行陵虐容疑などでの告発状が大阪高検に受理されたことが30日、分かった。元社長の代理人弁護士が明らかにした。

告発状は不動産会社「プレサンスコーポレーション」(大阪市)元社長の山岸忍氏(61)が4日付で提出していた。代理人弁護士によると、公安部が捜査を担当するという。

告発状によると、当時主任検事だった蜂須賀三紀雄・神戸地検刑事部長(52)は事件を担当した検事=同罪で付審判決定=と共謀し、山岸氏の元部下=業務上横領罪で有罪確定=に対し、机をたたくなど脅した担当検事の取り調べを容認したなどとされる。このほか、特別公務員職権乱用罪や偽証罪にも当たると主張している。

【関連記事】

  • ・無罪のプレサンス元社長「厳正な判断を」 国賠訴訟で陳述
  • ・取り調べデータ提出へ、最高裁初判断 大阪地検捜査巡り
  • ・元特捜部主任検事の告発状提出、横領事件で無罪の元社長
関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。