日本私立学校振興・共済事業団は24日、不適切な大学運営などが指摘された東京女子医科大や日本大、工学院大などについて、2024年度分の私学助成金の交付を保留とすることを決めた。来年1月、交付の可否などを最終的に判断する。

東京女子医大は同窓会組織を巡って不透明な資金支出の疑いなどが浮上し、23日に山中寿氏を理事長に選任するなど役員を一新。改善計画を近く文部科学省に提出する。

日大は23年度まで3年連続で不交付だったが、24年度も重量挙げ部の幹部が不正に授業料などを徴収し、流用していたことが判明。工学院大ではキャンパスのリニューアル計画を巡り、理事会と評議員会の対立などが表面化していた。

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