横浜市の強盗殺人事件で逮捕された22歳の容疑者が、闇バイトには「初めて応募した」と話していることが分かりました。
■「心の底から死刑になりたい」ルフィ事件実行役
連日、闇バイトがきっかけとなる事件が続くなか、23日に東京地裁で開かれた1年前の事件の裁判。 永田陸人被告「正直、言葉にならないです。本当にごめんなさいとしか言えないです」 弁護側
「死刑がいいと思っている?」 永田被告
「心から思っています」
去年、世間を震撼(しんかん)させた「ルフィ」事件。東京・狛江市の住宅で起きた強盗殺人事件の公判で、実行役のリーダーが涙を何度も流し語りました。
裁判員「一番の後悔はどこでしている?」 永田被告
「中1で犯罪に初めて手を染めて、人生の分岐点が中1なので、やり直したいです。人のことを傷つけるだけの人生なんて嫌でした」 弁護側
「闇金の返済があったから仕方がないと思う?」 永田被告
「闇バイト応募した時から、自分で決めて自分で判断しました。指示役の指示通り動いたが、自分で判断してこうなったので、すべての責任は自分にあります。僕のようなSNSで集められて犯罪する、最低な若者をなくす行いをしたいです」
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■闇バイト「初めて応募した」横浜強盗殺人で逮捕男■闇バイト「初めて応募した」横浜強盗殺人で逮捕男
最近の強盗事件を受けてもなお、闇バイトの募集をしていたと見られるXのアカウントでは「プロジェクト自体がホワイトなので、リスクの点は一切心配しなくて大丈夫です。疑いをかけられることはありませんが、万が一のことを考えて、リスク管理のほうも徹底しています」と投稿されていました。 横浜市の強盗殺人事件で逮捕された宝田真月容疑者(22)は、捜査関係者によると、闇バイトに「初めて応募した」と話していることが分かりました。共謀した他の2人は「若い男だった」という趣旨の供述もしているということです。次のページは
■若者の生活は今…23万円の国語辞典 クレカで購入■若者の生活は今…23万円の国語辞典 クレカで購入
NPO法人が13歳から25歳の若者420人にアンケートしたところ、およそ3分の1に借金の経験があることが分かりました。若者は今、生活の中でどんなお金の使い方をしているのでしょうか。
社会人1年目のAさん(24)の自宅を見せてもらいました。
Aさん「机の上に置いてるのと合わせると100冊ぐらいあって。スマホアプリにも(辞書が)入ってるが、(合計で)60万円近いかもしれない」
9月の家計簿では、家賃と光熱費は合わせて6万5000円ほど。食費は2万7000円に抑え、どうしても買いたかったのが国語辞典です。
Aさん「(Q.合計でいくらした?) 23万円くらいです」
「(Q.その23万円は何で?)クレジットカードです。一気にドカッと使っちゃうことがたまにある」
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■若者カツカツ生活 高額報酬「闇バイト」の誘惑■若者カツカツ生活 高額報酬「闇バイト」の誘惑
埼玉に住む大学生のBさん(18)宅を見せてもらうと、スポーツバイクや洋服を大量購入。費用の一部は親からの借金です。 Bさん「スポーツタイプのバイクですが、約7万円か8万円くらい。オプションも含めてするもの」
「(Q.どれくらいの数がある?)20点くらい。合計7万円から8万円くらい。バイトで稼いだお金でちょこちょこ返している」
闇バイトには手を出していませんが、友人には怪しい勧誘があったといいます。
Bさん「高収入やポイントとかもらえると書いてあった。そんなうまい話はないだろうと思ったので。友達に誘われたが(求人)を見て、おかしいなと思ったので、友達におかしいって言って」
Bさんの母親(50代)はこう話します。
Bさんの母親「母目線で見ちゃうんですけど、どうしても同じくらいの子が捕まっているのを見ると、そこになるまでに誰かと相談したりとか、踏みとどまることができなかったのかなとすごく思う。親に迷惑をかけたくないとか、そういう気持ちもあると思うが、親として見れば言ってほしい」
(「グッド!モーニング」2024年10月24日放送分より)
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