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 23日、茨城県の金属買い取り業者の代表が逮捕されました。金属の窃盗被害がやまず、盗品を買い取る側の摘発に警察が乗り出しています。

■盗品と知りながら54万円で買い取りか

 捜査員が30人態勢で捜索に入ったのは、茨城県笠間市の金属買い取り業者です。

 サングラスに黒のTシャツ姿で現れた男。代表の中国国籍の辺興江容疑者(46)は時折、捜査員に対して、笑顔も見せていました。

 会社の看板には金属、非鉄金属、チェーンソーや草刈り機に至るまで、数多くの金属製品を高価買い取りすると書かれています。

 辺容疑者は重さ1.6トンほどの鉄板6枚を盗品と知りながら、54万円で買い取った疑いが持たれています。

 茨城県は、金属の窃盗事件の認知件数が全国で最多。窃盗に歯止めをかけるため、買い取り業者の強制捜査に踏み切りました。

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■警察庁 “金属泥棒”急増で規制強化へ

■警察庁 “金属泥棒”急増で規制強化へ

 東京でも、太陽光パネルの銅線を盗むために鉄柵を破壊し、侵入する男の姿が映っていました。

 金属の窃盗事件は、今年1月からの半年間に全国で1万758件発生。去年よりおよそ3600件も増えています。

 警察庁は被害防止に向けて、金属の買い取り業者や窃盗に使用される道具の規制強化に向けた会議を始めています。 警察庁 檜垣重臣生活安全局長
「金属盗の被害品が買い取り業者に売却される等の事案も発生している。検討会では盗品の流通防止や、犯行に使用される道具に関する法規制のあり方なども含めた金属盗対策について検討していただきたい」

(「グッド!モーニング」2024年10月24日放送分より)

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