この寒暖差によって「せきが止まらない」など体調を崩す人が急増しているということです。
■寒暖差激しく…「せき」患者急増
季節の変わり目で人々を悩ませる寒暖差。今月の気温の推移は、まさにジグザグ。17.7℃は11月並み、30.1℃は8月並み。この週末も特に寒暖差が激しくなりました。
いまクリニックで特に目立つ症状が「止まらないせき」です。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長「夏が長くて、さらに今でも暑い日が散見されるので、頑固なせきにつながっていると思う」
せきが止まらない理由の一つに、今年の“酷暑”がありました。街の装いには、困惑があらわれています。
井澤健太朗アナウンサー「時折、冷たい風も吹いています。街ゆく人を見てみると、ダウンを着ている人もいる。ただ、その隣を見てみると半袖の人もいます。皆さん、服装がまちまちです」
街ゆく人も、体調管理に四苦八苦しています。
街の人(30代)「(Q.カバンの中に上着が入っている?)ほとんど上着が詰まっている」
「(Q.何着入っている?)5着ぐらい」
見せてもらうと、本当に…!
街の人(30代)「1、2、3、4、5着。夕方とか冷えそうだなと」 街の人(60代)
「寒さで、夜寝ているときは目が覚めてしまって寝不足。掛け布団の入れ替えを薄くしたり、羽毛にしたり」 街の人(60代)
「(Q.手袋はいつ出した?)きょう、いま出してきたの。(床が)フローリングでしょ、だから足が冷える。コタツ出そうかなと思って、あすにでも出しちゃう」
次のページは
■なぜ「止まらないせき」が増えた?■なぜ「止まらないせき」が増えた?
皆さん、体温調節に苦労しているようです。都内のクリニックでは、21日も30代の女性がせきの症状を訴えます。
30代女性「たんがらみのせきが激しくなってきて、ちょっと最近、肋骨が痛い…」 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤院長
「せきが激しすぎて、肋骨が折れちゃう人や、折れなくても神経や筋肉が傷んじゃう人がいる。けさ、けっこう寒くなったでしょ。寒暖差がけっこうあるので」 30代女性
「それできのうから(せきが)?」 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤院長
「そうかもしれません。せきも寒暖差が刺激になって、気道過敏が起こりやすい」
こちらの40代女性も…
40代女性「(Q.どんな時にせき出ます?)一番多いのは夜中から明け方。熟睡できなくて何回も目が覚める」 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤院長
「せきが出だすとなかなか…?」 40代女性
「止まらなくて…」
いま、急増しているのが「止まらないせき」の症状。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤院長「今年は特に多いと感じていて、例年の1.5倍以上にはなっている」
今年、なぜ「止まらないせき」が増えたのでしょうか?
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤院長「酷暑で暑さが際立てば立つほど寒くなった時の寒暖差が大きく、自律神経の疲労を助長して、気道の過敏をコントロールする自律神経の十分な機能が果たせないことにつながってくると思います」 この記事の写真を見る(10枚)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。