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 駒沢オリンピック公園で都内最大級の犬のイベント「駒沢わんこ祭り」が行われた。最近、首都圏などで強盗事件が相次いでいるが、防犯として犬を飼うことが注目されている。

■訓練で身に付く3つの防犯要素

 都内最大級のドッグイベント「駒沢わんこ祭り」。2002年に都立公園で初めてドッグランを開設したことから、犬の聖地とも言われる駒沢公園に2万人を超える人が訪れた。 来場者
「茨城から来たんですけど、良い洋服がありました」  ペット関連商品を販売する出店が78店舗もあり、会場は大盛況。

 こうしたなか、最近多発する強盗事件を受け、今回初の試みとして、警察犬の訓練も行う「しつけ教室」が犬による防犯の重要性を呼び掛けた。

日本警察犬協会 日本公認訓練士会
元会長 藤村泰亮さん

「防犯上、犬が1頭いることで犯罪は防げると思います。しつけに始まって訓練を施すことによって、世の中のため、人のため、人の財産を守る、人命を守る犬づくりが我々も必要だと思っています」  犬は訓練を行うことで、3つの防犯要素が身に付くという。まずは、不審者を見つけ相手をほえ立て、威嚇。  次に、逃げ出す不審者を追い立てる。  そして、かみ付く。

 デモンストレーションを行ったのは大型犬だが、室内で飼う小型犬でもほえ立てて相手を威嚇することができ、防犯効果があるという。

 ペットとして飼われる場合、通常はほえないようにしつけられるが…。

藤村さん
「ほえることも大事ではないかなと思います。犬がいると防犯上、本当にひとほえするだけで防犯にはしっかり役に立っていると思います。ほえることが威嚇になりますので、ほえることを教えることも大事です。無駄ぼえを覚えないようにしていけばいいことではないかと思いますね」

 しつけ方次第で不審者にだけ吠えるようにすることもできるという。

来場者(50代)
「よその人が来たらほえてくれるので誰かが来たと分かるので(防犯の)役に立つかな」 来場者(70代)
「心強いですよね。防犯という部分では、あちこち凶悪な(犯罪が)出ているので、それを予防するためにも必要ではないか」  来場者のなかには、防犯訓練をしているという飼い主もいる。 来場者(20代)
「訓練をして絆が生まれないと(不審者を)知らせることができないので、防犯については訓練を絶対にした方がいいと思います」  小型犬でも半年ほど訓練をすることで、防犯への動きが身に付くという。

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■強盗対策に効果的 威嚇で侵入者撃退

■強盗対策に効果的 威嚇で侵入者撃退

 防犯でペットとして犬を飼うことは、実は効果的なのだという。

 警察庁が公表している「犯行をあきらめる要素」、元窃盗犯が答えたなかで最も多かったのが「近所の人に声を掛けられた」。2番目が「補助錠」、3番目が「住人が犬を飼っていた」「セキュリティシステムの設置」となっていて、セキュリティシステムと並ぶくらい、犬が犯行をあきらめる理由になっている。  犬が強盗対策に効果的な理由について、日本警察犬協会・日本公認訓練士会、元会長の藤村泰亮さんは、「防犯では特にほえることが重要。犬がほえることで犯人は周辺住民に知られるリスクを恐れ、敷地に立ち入らない。これは、小型犬も効果がある。また、室内犬は室外犬と違って、餌(え)付けされて手なずけられるということがない。常に警戒心を持って、怪しい人物を察知することができる」と話している。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年10月21日放送分より)

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