20日に東京都内のバス会社が集結し、運転技能を競い合うコンテストが行われました。安全第一の熱い戦いを制した会社は?
■いかに安全走行できているかポイント
ズラリと並んだ、色とりどりの路線バス。20日、東京都内を運行するバス事業者12社から選び抜かれた24人の運転手が集結しました。 東京バス協会 南正人会長「ドライバーの技術の向上、ドライバーに対しての安全意識のさらなる醸成というものを目的としてコンテストを開催しました」
地域の足として重要な役割を果たしている路線バス。しかし、運転者が不足し、多くの路線で減便を余儀なくされています。
南会長「(大会を通して) ドライバーの良さやバスドライバーに憧れを持っていただきたい」
運転手たちは2つのコースで腕を競い合い、それぞれ50点の持ち点から「減点方式」で採点されます。
1つ目のコースは交差点での右折・左折や方向転換、鋭角走行などを行い、切り返しの回数やタイムで審査されます。いかに安全走行ができているかがポイントです。 2つ目のコースはさらに難度が上がります。教習所でおなじみのクランクやS字クランクをバスで走行します。プロのドライバーとはいえ、バスで走行するのは至難の業です。次のページは
■優勝は? 「次の世代にも伝えていきたい」■優勝は? 「次の世代にも伝えていきたい」
そして一番の難所は、たこつぼ切り返し。狭いスペースで車体を半回転させ脱出する、高度なテクニックが求められます。制限時間は3分、ポールやロープへの接触は減点です。 路線バスの縦幅はおよそ10メートル、バスの前後のゆとりはわずか5メートルしかありません。 バスは障害物にぶつかることなく、切り返し、車体を回転させていきます。開始から2分40秒、何とか制限時間内にクリアすることができました。 個人総合優勝を果たしたのは、東武バス・勤続8年の飯田隆久さん(38)。団体では、京成バスが優勝しました。 飯田さん「何も考えられないくらいうれしいです。職場に戻っても仕事に生かしていきたいと思いますし、次の世代にも伝えていきたいなと思います」
(「グッド!モーニング」2024年10月21日放送分より)
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