容疑者らが提示したコンサルティング契約書

インターネット広告に関するコンサルティング契約で消費者のクーリングオフを妨げたとして、大阪府警は16日、男女9人を特定商取引法違反(不備書面交付、不実告知)の疑いで逮捕した。府警は容疑者らのグループが少なくとも約500人の消費者と、計約12億円の契約を結んでいたとみて捜査している。

逮捕されたのはいずれも大阪市北区の会社役員、橋本龍弥容疑者(25)、竹内光容疑者(25)ら。橋本容疑者は容疑を否認しているという。

府警によると、容疑者らはウェブサイトの形式で商品を紹介する「アフィリエイト広告」のノウハウを提供するとうたい、ネット広告などを通じて連絡してきた消費者とコンサルティング契約を締結。消費者金融で借り入れさせるなどして契約金を回収していたという。

9人の逮捕容疑は共謀して2023年5月〜12月、消費者との契約の際、クーリングオフに関する事項が記載されていない書面を交付するなどした疑い。

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