■16日にかけて激しい雨や雷雨 気温は下がらず
3連休に秋晴れをもたらした高気圧は東に離れ、16日にかけては低気圧や前線が北日本〜西日本を通過していく見込みです。局地的には激しい雨が降り、雷や突風を伴う恐れがあり注意が必要です。
16日(水)午前6時の天気分布 天気の言葉に「一雨一度(ひとあめいちど)」というものがあります。移動性高気圧と低気圧が交互に通過する秋は、ひと雨降るごとに少しずつ気温が下がり、季節が深まっていくことを表しています。ただ、例年になく暑さが長引いている今年はどうもこの言葉も当てはまりにくいようです。暖気が強く、雨が降っても寒気が入り込む余地がありません。
東京ではようやく金木犀が香り始めましたが、周りを見渡すと半袖の方も多く、夏なのか秋なのか…不思議な感覚です。
■湿度アップで蒸し暑く 高松で過去最も遅い真夏日か
16日にかけては雨が降る地域でも夏日が続出します。15日は、高松で過去最も遅い真夏日が予想されるなど西日本では30℃に達する所もありそうです。
3連休中のカラッとした暑さが一転、ムシムシとした不快な暑さになります。食中毒や季節はずれの熱中症にご注意ください。
19日(土)は寒冷前線が通過し、全国的に雨が予想されています。この雨のあとはやや強い寒気が流れ込み、北海道の峠道では雪、本州の山でも初冠雪となる可能性があります。ただ、この寒気の南下も一時的で、来週は再び暖気が優勢になる気配が見えています。今年は「二雨一度」、「三雨一度」といった感じで、季節の歩みがゆっくり。なかなか”夏”を抜け出せません。
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