観光客のマナー違反が相次ぎ、富士山を隠すように幕が張られた山梨県のコンビニ前に10日、新たに柵が設置されました。
■台風接近で幕が撤去されると…
コンビニの上に富士山が乗っているような写真が撮影できるとSNSで人気となり、多くの観光客が集まるようになったこの場所。 10日、道路への飛び出しの対策として、柵を増設する工事が行われていました。 しかし、工事をするすぐ横でも交通量の多い道路を堂々と渡っていく外国人の姿が見られます。こうした迷惑行為に対し、町はこれまで様々な対策を講じてきました。 観光客が増加し、道路への飛び出しやゴミのポイ捨てなどが続出。近隣住民から苦情が殺到したため、苦肉の策として黒い幕を張るという前代未聞の対策に踏み切った富士河口湖町。 しかし、およそ1カ月後には幕に大きな穴が開いていました。町はQRコードで他の撮影スポットへ促したり、より丈夫な幕に変えたりと、追加の対策を行ってきました。少しずつ効果も表れこの場所を訪れる人は減少したといいます。ところが8月、台風接近に伴い危険防止のため幕が撤去されました。
マレーシアからの観光客「最初はツアーガイドもここは幕があるから何も見えないと言っていたけど」
「僕たちはラッキーでしたね」 苦情が寄せられる
すると、離れていた観光客が少しずつ戻り始めます。人が増えたことで再び迷惑行為が相次ぎ、住民から苦情が来るようになりました。
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■柵の設置、効果は?■柵の設置、効果は?
そこで町は新たな対策として、柵の増設を決め、10日に工事が行われました。 工事中も交通量の多い道路を横断していく人が何人も。 なかには柵の外側で写真を撮る人もいます。工事開始からおよそ3時間後に柵の設置が完了しました。柵の増設について、外国人観光客はこのように話します。
オーストラリアからの観光客「効果的じゃないかもしれませんね。ここは非常に混雑しますから」 ドイツからの観光客
「柵の設置は良いアイデアです」
(「グッド!モーニング」2024年10月11日放送分より)
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