トンネルの非常口は、どこにつながっているのでしょうか。扉の向こう側をお見せします。
■高速道路の非常口 扉の先を撮影
どこまでも続く車列。ゴールデンウィーク真っ只中、29日は中央道上りで20キロを超える渋滞が発生しています。 なかなか車が進まないトンネル内で、やけに目立つのが緑色の案内看板「非常口」です。このなかに入ったことありますか。北海道の高速道路上のトンネルの非常口ですが、この扉が開いている写真を入手しました。
実はその先にあるのは、反対車線のトンネルです。つまり、上り車線のトンネルと下り車線のトンネルが非常口を通じてつながっています。 NEXCO東日本によりますと、「どちらかのトンネルで火災が発生した場合でも、すぐに避難できる」ということです。
「非常口は反対車線のトンネルに繋がっている場合が多い」ということなんです。 一方で、このようなケースもあります。関越道の関越トンネルの非常口は、反対車線ではなく、全く別のトンネルにつながっています。 これはトンネルを掘る際、地質調査などのために掘られたものを避難坑として活用したものです。
避難坑の内部は、よく見る高速道路のトンネルより狭いです。ただ、車も一台ぐらいなら通れるということです。
非常の際だけなので、普段は通っていないんですが、別のトンネルにつながっているというのは、数少ない例だということです。
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■アクアラインの非常口扉が開く瞬間■アクアラインの非常口扉が開く瞬間
? では、海底を通るアクアラインの非常口は、どうなっているのでしょうか。 アクアラインの非常口の扉が開く貴重な映像です。狭い小さな扉です。滑り台を滑っていくと、下に降りて、避難していきます。
この先は広い地下通路になっています。アクアラインの非常口は、車道の下の地下通路に繋がっています。
非常の際は、この地下通路を歩いて川崎側か、もしくは木更津側は人工島の出口まで歩くそうです。歩く距離は最長2.5キロほどということです。
NEXCO東日本は「非常の際は落ち着いて非常口を使って欲しい」ということです。
(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年4月29日放送)
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