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 今、自宅内で転倒する高齢者が増加しています。その主な原因は、大きく三つあります。

■転倒防止のためにできること

 日本理学療法士協会のハンドブックによると、海外の統計データを基にした情報では、日本の65歳以上の高齢者は3秒に1人が転倒し、1分に1人が骨折しているということです。年齢を重ねると、誰でも転んで大きなけがをするリスクがあることが分かります。

 では、転ばないためにはどうすればよいのでしょうか。政府広報オンラインによると、高齢者が転びやすい主な原因は三つあります。

 一つ目の原因は「運動不足」です。運動する機会が減り、筋力が低下するとされています。

 二つ目の原因は「加齢」です。年齢を重ねることで身体機能が徐々に衰え、自分が思う動きと現実の動きに齟齬(そご)が生じ、転びやすくなるということです。

 三つ目の原因は「病気・薬の影響」です。薬の作用や副作用によって立ちくらみなどの症状が出ることがあるとしています。

 こうしたリスクを意識することが、転ばないための第一歩ということです。

 そのうえで、物を床に置かずに雑誌や新聞などを片付ける。さらに、電源コードなどを普段歩く動線から避け、壁に沿わせてまとめておくなど、つまずきやすいものをなるべく減らすことが大事です。

 一人暮らしの人は、帰省した時に一緒に片付けをするのも良いかもしれません。周りの人も協力して、高齢者の転倒事故を未然に防ぎましょう。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年10月8日放送)

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