■マニアのおすすめベスト3は?
温泉で紅葉を楽しめるために押さえておきたい2つのポイントは、「ぬる湯」「透明」ということです。 (Q.なぜ「ぬる湯」なのでしょうか?) 高橋さん「どちらも温泉に入りながら長く紅葉を楽しむためのポイントです。熱めのお湯の場合、どうしてもすぐに体が熱くなり、お湯から上がりたくなってしまいます。そうすると紅葉を楽しめる時間が短くなり、もったいないです。日本人は大体42℃ぐらいの温度が好みだと言われていますが、紅葉の温泉に限っては40℃以下のぬるめの温泉を選ぶのがベストだと思っています」 (Q.もう一つの透明とはどういうことでしょうか?) 高橋さん
「これはお湯の色のことです。無色透明の温泉は、比較的泉質が軟らかくて刺激が少なく、体への負担が少ないです。『濁り湯』は見た目はすごくきれいですが、成分が濃いという証拠でもあるので、湯あたりする可能性もあります。ですから、この透明というのも長めに入ってより楽しめるためのポイントと捉えています」 早速、高橋さんにベスト3を教えていただきます。1つめが群馬県みなかみ町にある「宝川温泉」です。 高橋さん
「こちらの温泉はなんといっても200畳分の広大な露天風呂で絶景が楽しめるというところにあります。もともと源泉は熱めですが、広い露天風呂なので、注ぎ口から離れるとぬるく感じる所に入ることができます」
「お湯も、万人に優しいような泉質で、無色透明のお湯なのでゆっくり入ることができます。写真のとおりすごく川に近い露天風呂で、周りは山々に囲まれているので、紅葉を楽しめるロケーションになってます」
「こちらは混浴のため、湯あみ着を着て入ります。誰かと一緒に行くと男女で分かれてしまい、ちょっと寂しい思いをしますが、家族やカップルで一緒に行っても紅葉を楽しめるのが魅力の一つかと思います」 続いて、長野県高山村にある「松川渓谷温泉」です。 (Q.こちらはどんなところがポイントですか?) 高橋さん
「こちらの露天風呂は頭上まで木の枝が伸びてきているので、まさに「紅葉のトンネル風呂」というような具合になってるんです」 高橋さんが一番おすすめだという所が、北海道上富良野町にある「十勝岳温泉」です。 高橋さん
「日本一早く紅葉を楽しめる温泉ということで、もともと泉温がぬるめになっているうえに、標高1280メートル、北海道で一番高い所にある温泉宿なので、気候が涼しいです。なので、長くゆっくりお湯につかるには最適な環境です」
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年10月4日放送)
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