供述で浮上した指示役の名前は、ルフィではなく松本と大谷。
4日朝、東京都内の警察署から出てくる色白の男。
所沢の強盗事件で奪われたクレジットカードを使い、ブランド品を購入しようとした疑いで3日に逮捕された安田勇介容疑者(23)。
犯行の前日、闇バイトに応募したといいます。
捜査関係者によると、Xに投稿されていたという闇バイトの誘い文句は「高額案件 タクシー業務 書類運搬受け取り 日給5万円から」というもの。
しかし、安田容疑者が受け取ったのは、書類ではなく盗まれたクレジットカード。
そして、通信アプリで指示され向かった先について、供述で意外な場所を明かしました。
安田容疑者は「草むらに隠されていたクレカを入手するように指示された」と供述。
さらに、そのカードを使ってルイ・ヴィトンのバッグを買うよう指示されたものの、伝えられていた暗証番号を入力しようとしたところ、二度、入力を失敗し逃走。
さらに安田容疑者が供述で明かしたのは、指示役の名前。
警視庁の調べに、指示役が「松本と大谷を名乗っていた」と話しています。
一方、この所沢事件の実行犯として公開手配中の森田梨公哉容疑者(24)。
犯行の2日前まで連絡を取っていたという弟は、FNNの取材にその時の様子を次のように明かしました。
森田容疑者の弟:
(9月28日の)8時くらいかな、夜の。(Q.それは日常会話ですか?)日常会話、普通の会話。(Q.今は全くつながらない?)はい…。言いたいのは「早く出てこい」、それでけじめつけて、刑が終われば、出てきて真面目にしとればいいと思うし…。
一刻も早い出頭を呼びかける森田容疑者の弟。
森田容疑者の弟:
大学の時は普通に真面目にアルバイトに行って…仕事は、今は山梨の方でリフォーム会社で働いていると思います。
最近は訪問リフォーム業者で働いていた森田容疑者。
事件との関連は分かっていませんが、森田容疑者の関与が浮上している東京・国分寺市の強盗を巡っては、住民の被害女性がかつて、飛び込み営業で訪れたリフォーム業者に修理を依頼し数百万円を支払ったことが分かっています。
ある捜査関係者は、一般論として、「こうした業者などが知り得た家の内部情報が、何らかの形で犯罪組織に渡ることもあるのでは」と話しています。
「イット!」が4日に取材した住宅リフォームなどを扱う業者は、“飛び込み営業”を一切行わないと話します。
株式会社オカムラホーム・大地諭執行役本部長:
飛び込みでいきなり行って、「中を見させてください」という営業スタイルはとっていない。
この業者によると、業界全体を見ても、正規のリフォーム業者のほとんどは現在、飛び込み営業を行っていないといいます。
株式会社オカムラホーム・大地諭執行役本部長:
全然知らない業者を(自宅に)あげるのはまずしない方が良い。
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