4日朝、鹿児島県曽於市にあるJR日豊本線の踏切内で、ゴミ収集車と列車が衝突し、列車の運転士がけがをしたほか、一部区間で約5時間にわたり運転見合わせとなりました。
車両の後方が大きくひしゃげたゴミ収集車。列車の前方部分も破損しています。
警察などによりますと、4日午前8時40分ごろ、曽於市財部町北俣にあるJR日豊本線北俣駅構内の閉山田下踏切で、立ち往生したゴミ収集車と駅に入ろうとした列車が衝突しました。
ゴミ収集車に乗っていた2人と、列車の乗客18人にけがはありませんでしたが、列車を運転していた23歳の男性が停車時にバランスを崩し、足に軽いけがをしました。
近所の住民
「ドーンと音がして、何かぶつかったかと思った。交通事故かなと思った」
ごみ収集車を運転していた49歳の男性は、踏切内に進入した際に「途中で遮断機が降りてきた」と話していて、車体の後部が踏切内に残ったまま、車の外に避難したということです。
この事故で、日豊本線は都城ー国分間で、約5時間にわたり運転見合わせとなり、約700人に影響が出たということです。
また、曽於市では約80カ所で4日のゴミ回収ができず、5日の朝から行うことにしています。
警察とJRは事故の原因や当時の状況を調べています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。