3

実行役とみられる男は今も逃走中です。相次ぐ強盗事件から身を守るにはどうしたらいいのでしょうか。

■連続強盗 実行役の男「公開手配」

近隣住民
「(強盗事件が)信じられないし夢見ているみたい」
「(Q.逃げている人もいる)学校も小中高とあるのでちょっと怖い」 その逃走中の男が公開手配されました。マスクをし、短パン姿です。

コンビニで商品を探しているのでしょうか。手に持っているスマートフォン、通話画面のようにも見えます。

別の角度から撮られた映像。今度はマスクをずらしています。がっちりした体格。先ほどと同じように、手にはスマホのようなものが見えます。 所沢市で起きた強盗事件の実行役として公開手配された、森田梨公哉容疑者(24)です。福岡出身ということです。 (山木翔遙アナウンサー報告)
森田容疑者は、所沢市で起きた強盗事件の実行役とされ、逮捕された3人の供述から特定されたということです。 埼玉・所沢市で起きた強盗事件。
男4人が1階の勝手口から押し入り、住人の男性らを縛ってけがをさせ、現金およそ8万円を奪った疑いがもたれています。

玄関先には血痕が見え、通帳などが無造作に落ちています。

近隣住民
「飲み会の帰りみたいな」
「声の張りが。最初が(午前)1時すぎに聞いて、もう一回、声がしてバタバタして慌ただしくなった。そうしているうちにパトカーとか来たので、ただごとじゃないなと」 この事件では、森田容疑者以外の“実行役”、3人が逮捕されています。

逮捕された1人、最年少の佐藤聖峻容疑者(24)。医薬品などを扱う会社に正社員として勤務していました。

会社の同僚
「お金はなさそうで『ご飯、おごってください』とよく言われた。パチンコしてコンビニ飯を食べるような生活。一人暮らしで知人が部屋に出入りすることもなかった」 逮捕された状況も不可解でした。
佐藤容疑者は、いったん警察から逃げおおせたものの、タクシーで現場周辺に戻り、職務質問され確保されました。

なぜ戻ってきたのでしょうか。そこには“指示役”の存在がありました。

容疑者の一人
「逃走中に指示役から『逃げてんじゃねえ』などと電話で脅されていた」

容疑者同士はいずれも面識がありませんでしたが、“指示役”に免許証や保険証といった個人情報を握られていました。

容疑者の一人
「闇バイトに応募して、身分証の写真を送っていたので抜け出せなくなった」

次のページは

■さいたま市強盗 “出し子役”含め5人逮捕

■さいたま市強盗 “出し子役”含め5人逮捕

この指示役が関与したとみられる強盗事件は、あと2つあります。

そのひとつは、同じ埼玉県内で起きています。 (山木アナウンサー報告)
「先月、さいたま市内では、男4人が住宅に押し入り現金10万円を奪う強盗事件が発生しています」 さいたま市内の住宅。事件との関連は分かっていませんが、網戸は破れ、扉にはひっかき傷のようなものも見えます。 近隣住民
「夜中にうちの犬がうなり声をあげたので、気持ち悪いなと思って『なんでほえているの?』って聞いたけど、しばらくずっとうなっていたから『ちょっと気持ち悪い、なんだろうね』なんて話していた」 110番通報
「近所の女性から『泥棒に入られたので110番して』と頼まれた」 先月18日、さいたま市の住宅に押し入り、現金を奪った強盗事件。

押し入った男は、ここでも4人。家にいた80代と60代の女性を粘着テープのようなもので拘束、女性2人にけがをさせ、現金およそ10万円などを奪いました。

この事件では、現金を引き出す“出し子役”を含め、5人が逮捕されています。所沢での事件との共通点は「闇バイト」です。 (山木アナウンサー報告)
容疑者らは全員、闇バイトに応募していました。「ドライバーの仕事」「ホワイト案件」という書き込みにアクセスしていたということです。

ただ、実際は強盗を指示され、全員報酬はもらえていません。先ほどの所沢市でも使われていた、秘匿性の高いアプリの同じアカウントから指示を受けていたとみられています。

近隣住民
「警察関係の方が、ドライブレコーダーがあったら見せてもらいたいと。この辺でそういう空き巣(強盗)があったことを初めて聞いた」

次のページは

■都内でも強盗事件 同じ指示役が関与か

■都内でも強盗事件 同じ指示役が関与か

同じ指示役が関与したとみられる事件は、東京都内でも起きています。 女性が助けを求めた新聞配達員
「後ろ手で粘着テープでぐるぐる巻きで、口もふさがってて、全身見える限り肌はあざまみれで、大きい真っ青なこぶみたいなものができていた」 国分寺市で起きた強盗事件。一人暮らしの60代女性がハンマーのようなもので殴られました。
被害女性は「たんす預金の現金、数百万円が盗まれた」と話しているそうです。

この事件での逮捕者は、まだいません。

この記事の写真を見る(12枚)
・ 3つの緊縛強盗“黒幕”は誰?逃走の男を新たに公開手配 SNS同じアカウントで指示か・“花柄ミニスカ”女性 コンセントに謎の“テープ貼り”…伊豆で被害多発・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し・登校中に刺された日本人男児死亡 地元の中国人から怒りの声 中国・深セン・「愛国」が「反日」に繋がる空気の危うさ 深セン日本人男児殺害 中国政府は根本的な対応を

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。