熊本城の石垣を覆う人工雲海のイメージ(熊本市提供)

 熊本市は3日、11日から11月4日まで続く「秋のくまもとお城まつり」の期間中、熊本城に日本最大級の人工雲海を出現させると発表した。専用装置でミストをつくり、天守閣近くの石垣を白い霧で覆うという同市初の試み。熊本城の新たな姿を楽しむことができそうだ。

 市によると、期間中、城の古井戸の水を一部利用したミストで雲海をつくる。復旧中の熊本城を見学するための特別通路から眺めることができる。

 熊本城の新たな活用法を模索する中、世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つ「仁和寺」で、雲海に国宝の金堂が浮かぶ演出などからヒントを得たという。

 城の入場料800円を払えば見学できる。

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