逮捕された容疑者の供述から、関東で起こった3つの緊縛強盗致傷事件は、同じ指示役による犯行の可能性があることが分かりました。
■指示役が容疑者に「逃げてんじゃねえ」
海藤貴志容疑者(43)、佐藤聖峻容疑者(24)、名前や年齢が自称の和佐裕夢容疑者(28)の3人は1日、埼玉県所沢市で住宅に押し入り、80代の夫婦にけがをさせたうえ現金を奪ったとして、逮捕されました。残る1人は逃走中です。
現場での実行役だった3人。そのうちの1人は指示役から「逃げたら殺す」と言われていたといいます。佐藤容疑者はいったん警察の追跡から逃れたにもかかわらず、なぜかタクシーで現場周辺に戻ってきました。そこで職務質問を受け、確保されたのです。
容疑者の1人による供述「逃走中に指示役から『逃げてんじゃねえ』などと電話で脅されていた」
3人とも容疑を認めていますが、うち1人は東京・国分寺市での犯行もほのめかす話をしていることが明らかになっています。
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■3つの緊縛強盗 同じ指示役か■3つの緊縛強盗 同じ指示役か
所沢市の事件の前日(先月30日)、国分寺市で起きた強盗致傷事件。一人暮らしの60代女性がハンマーのようなもので殴られ、今も入院中です。住宅のすべての部屋が物色されていて、被害に遭った60代の女性が「たんす預金の現金数百万円が盗まれた」と話していることが分かりました。
捜査関係者によりますと、「所沢市」「国分寺市」さらに「先月さいたま市で起こった強盗事件」について同じ指示役が関与した可能性があるといいます。3つの事件は闇バイトによる犯行で、侵入経路や粘着テープのようなもので手足を縛る手口が似ていることから、警視庁などが関連を調べています。
(「グッド!モーニング」2024年10月3日放送分より)
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