群馬銀行によりますと、埼玉県深谷市の支店に勤めていた20代の男性行員は8月13日から先月3日までの期間に、客に対して「新紙幣への両替の目標がある」「両替を無料で受け付ける」と嘘の説明をして合わせておよそ5500万円を着服していました。
実際に両替はせず、預かった現金はギャンブルに使っていたということです。
客からの問い合わせをきっかけに群馬銀行が調べたところ、不正が発覚しました。
行員は不正を認めているということで、先月20日付で懲戒解雇されました。
不正に預かった現金は群馬銀行が客に全額返金していて、今後、行員から回収する方針です。
群馬銀行は刑事告発を検討していて、「今回の事態を重く受け止め、事件の再発防止に向け、より一層、役職員のコンプライアンス意識の向上を図るとともに、内部管理態勢の一層の充実に全力を挙げて取り組んで参ります」とコメントしています。
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