■台風17号が接近 関東・東北太平洋側で雨・風強まる恐れ
台風17号は伊豆諸島付近を通過し、1日(火)午後には強い勢力で関東の東に進む見込みです。関東には夕方頃に最接近するとみられ、台風に近い千葉県や茨城県を中心に雨や風が強まる恐れがあります。陸上でも瞬間的に30mの暴風が予想されていて、沿岸部では交通機関にも影響がでるかもしれません。
その後、台風17号は、1日(火)夜には三陸沖まで進む予想で、東北太平洋側でも雨や風が強まりそうです。 ■18号は「大型」「猛烈な」台風に 沖縄で影響長期化か一方、台湾の南を進む台風18号は、1日(火)午前9時に「大型」で「猛烈な」勢力に発達しました。中心気圧は915hPaまで下がっていて、ベトナムなどに甚大な被害をもたらした台風11号と並び、今年最強となっています。
早ければ2日(水)には、あまり勢力を落とさずに台湾を直撃、3日(木)から4日(金)頃にかけては、暴風域を伴って沖縄の先島諸島に接近する見込みです。動きが遅いため、沖縄では大雨や暴風、高波の影響が長引く恐れがあります。その後の進路についてはブレ幅が大きく、まだ定まっていない状況ですが、本州付近の秋雨前線の活動を強め、広範囲に影響を及ぼす可能性もあります。
■10月も異例の暑さ収まらず 真夏日が続出
また、動きの遅い台風18号は日本付近で上空の高気圧を強める見込みです。上空まで高気圧に覆われて下降気流が強まると、空気が圧縮されるため気温が上がります。週間予報には10月とは思えないような数字が並びます。
名古屋は7日(月)まで30℃以上が途切れません。10月にこれだけ真夏日が続くのは、1890年から始まった135年の観測で初めてのことです。その他、埼玉県の熊谷と大阪、岡山は4日連続、高松は5日連続、福岡は3日連続で真夏日が予想されています。東京も2日(水)と4日(金)、7日(月)に30℃に達する見込みです。
今年の暑さはなかなか終わりが見えません。 この記事の写真を見る(4枚)
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