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 広島市で道路の陥没が発生しました。専門家に聞くと、「全国どこでも起こりうること」だといいます。

■国内の水道管、2割が老朽化

 まず、今回の原因について広島市によりますと、現場の道路の下では雨水を流す「雨水管」の掘削工事が行われていました。

 この最中に水が管の中に流れ出す異常出水があり、その後に道路の陥没が起きたということです。

 なぜ、水が流れたら陥没につながるのでしょうか?

 水道事業に詳しいグローバルウォータ・ジャパンの吉村和就代表によると、「水が流れてきたということは、何かしらの破損があった。水と一緒に雨水管と地上の間にある土砂も流れ、土砂が流れてきた分、上に空洞ができたとみられる」ということです。  空洞の上にはアパートなどの建物がありますが、「その重みに耐えられず道路が陥没してしまったのではないか」ということでした。 (Q.道路の陥没は他の地域でも起こりうるのでしょうか?)

 吉村代表によると、「全国どこでも可能性はある」と話します。今回は雨水管の工事が関連しているとみられていますが、これ以外にも、地下には水道管などいろんな管が張り巡らされています。

 その水道管は、日本国内の地下に地球18周分、およそ74万キロ張り巡らされています。このうちの2割が老朽化しているということで、工事がなかったとしても老朽化による水道管の破裂や、今回のような道路の陥没ということが起こりうる可能性はあるということでした。 (Q.どうやって防げばいいのでしょうか?)

 この老朽化に関しては行政も対策などをしているということですが、なかなか追いついていない状況だということです。「水が濁るなど何か異変があった時にはすぐに行政に連絡をしてほしい」ということでした。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年9月26日放送)

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