24日の兵庫県・斎藤知事。
「鋼のメンタルと言われているが…」と、苦悩を漏らす場面もありましたが、
辞職か議会解散か、固まってきているそうです。
どっちなんでしょう?
兵庫県・斎藤元彦知事がテレビ番組に出演。胸中を語りました。
──なぜこのタイミングでメディアの取材に応じた? 兵庫県 斎藤元彦 知事(46)「今の状況になってること、県民のみなさん含めて、関係者のみなさまにお詫びを申し上げたいと思ってます」
議会の解散か、辞職・失職か。
決断の期限は、次の日曜に迫っています。
3連休明けの24日、斎藤知事が、不信任案が可決してから初めて登庁しました。決断について、進展があったようです。
「これからどのように対応していくかということ、思い悩みながら、3連休も考えてきたというところです」
「白紙ではなくて、だいぶ固まってはきています」
「4年間の任期をしっかり全うするということで、辞職はすべきではないと考えていたので、今回 不信任決議案が出されて、どういう選択肢をするかは、ほぼ だいぶ固まってはきましたけど、まだ しっかり考えて決めていきたいと思っています」
24日の斎藤知事、前回の会見と比べて、少し“弱気”な印象も…
兵庫県 斎藤元彦 知事(46)「世間的には、もしかしたらメンタルがすごく強いと言われているかもしれない、鋼のメンタルと言われている面もあるみたいですけど、自分自身は本当に、けさも苦しい胸の内もあったりとか、やっぱり人間ですから、思い悩むことも多々これまでもありましたので」
「鋼のメンタル」も苦しい…。
こうした発言に、維新の会の中村大輔 兵庫県議は、斎藤知事の心境の変化を感じると話します。
■斎藤知事の変化について 兵庫県議は?
維新の会 中村大輔 県議(41)「ちょっと肩の荷が下りたような、そういう印象は受けましたね」
斎藤知事は今回の騒動について...
兵庫県 斎藤元彦 知事(46)「正直言うとずっと苦しかったですね」
「朝起きたときは、すごく しんどいときもありました」
維新の会の兵庫県議で臨床心理士でもある中村大輔県議は、斎藤知事の今の心境を、こう推察します。
維新の会 中村大輔 県議(41)「人間味が出てきたって感じですかね」
「ようやく自分らしいコメントが言えるようになったのかなと、ちょっと肩の荷がおりたような そういう印象は受けました」
Q. 不信任が1つの?
「そうですね。あれが区切りになった気がします」
吹っ切れたというのでしょうか?
進退については「だいぶ固まった」と話していますが…。
「もし出直し選挙をするにしても兵庫県のお金を使ってやることが、斎藤知事にとってプラスなのかマイナスなのか、やはり兵庫県民のことを考えているのであれば、僕たちも最初は辞職してもらった方が、一番 筋が通ると思っていたけど」
「辞職か失職かで迷っている印象は持っています」
辞職・失職した場合、出直し選挙の可能性もあります。
そんな斎藤知事、不信任案の可決後、相次いでテレビ番組に出演、自身の実績についてもアピールしていました。
「これまでも自分の考えとか、説明させていただいていますけど、まだまだ伝わり切れない面もあると思いましたので、出演の機会をいただいて自分の考えを伝えたかった」
──出直し選挙を意識したものではない?
兵庫県 斎藤元彦 知事(46)「そういったことよりも、もっと知事が自分の言葉で自分の思いを県民の皆様に説明すべきと、ご指摘もすごくいただいています」
相次ぐテレビ出演が関係しているかは分かりませんが、これまで兵庫県庁に6000件近くあった電話のうち、9割以上が批判の電話でしたが、不信任案の可決後は知事擁護の電話も2割ほどに増えたそうです。
斎藤知事は自身の進退について、週内にも会見を開き説明する考えを示しています。この記事の写真を見る(13枚)
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