石川県・能登半島は記録的な豪雨により、これまでに7人が死亡し、7人の安否が分かっていません。そして、今も多くの地区で孤立が続いています。
■道路は寸断…さらに「水と電気がきていない」
石川県のまとめによりますと、珠洲市で3地区11カ所、能登町で1地区1カ所、輪島市では8地区34カ所の合わせて12地区46カ所が孤立しています。輪島市鵠巣地区で山木翔遥アナウンサーが24日に取材をしました。 (Q.現場はどのような状況でしたか?) この先に孤立した集落があります。15分ほど前まで自衛隊や他府県の消防などが捜索活動、土木の撤去作業を行っていました。 この先は畑や田んぼの間をすり抜けて行く道なんですが、途中も山や林が丸ごと流されたような大量の流木が残されていて、泥も大量にありました。さらに道も寸断されていて、本来、川があった場所とは別の場所に、新たな別の川ができているという状況です。
その先に団地がありますが、団地の周りの車が通る生活道路もなくなっていて、物理的に孤立している状況です。さらに、水と電気がきていない状況だということです。 (Q.水や電気もきていない状況ですが、被災された人々は、今必要なものは何だと話していますか?)団地の人々は「まずインフラがきてほしい」と話をしていました。トイレは何とか水を外で汲んで来てできているということですが、風呂は「1月の震災の後に備蓄用で買ったウェットティッシュを使って体を拭いている」ということです。
輪島市の中心地でも午前中から昼に避難所で何件か話を聞きましたが、そちらでは水と電気がようやく来ているということです。
食事も、水や湯を入れて作れるコメなどが備蓄されていて、さらには自治体の要請で市内の飲食店におにぎりや弁当を作ってもらって、避難所に届いている状況です。
話を聞きますと、「満足できる量ではないのだけれど、十分な生活は送れている」とのことでした。
ただ、仮設住宅に住んでいて、今回の大雨で避難所に来た人は「住む所が地震でなくなって仮設住宅にいたのに、大雨でこうなってしまって今後どこに住めばいいのか」と途方もない不安を漏らしていました。
(スーパーJチャンネル 2024年9月24日放送)
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