2013年に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)が射殺された事件で、殺人罪などで起訴された特定危険指定暴力団工藤会系組幹部の田中幸雄被告(57)を裁判員裁判の対象から除外した京都地裁決定を不服とし、弁護側が即時抗告したことが地裁への取材で分かった。17日付。

裁判員法は、裁判員の生命や身体などに危害が加えられる恐れがある場合、対象から除外すると規定している。地裁で争点や証拠を絞り込む公判前整理手続き中で、事件の担当とは別の合議体が10日に除外を決定していた。

起訴状によると、田中被告は氏名不詳者らと共謀し、13年12月19日午前5時45分ごろ、京都市山科区の王将フードサービス本社前で、大東さんの腹や胸を拳銃で撃ち、失血死させたとしている。〔共同〕

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