成田空港は出国のピークとなる27日、およそ5万1000人が海外に出発する見込みで、国際線の出発ロビーでは午前中から大きなスーツケースを持った家族連れなどが航空会社のカウンターの前で長い列をつくっていました。

成田空港会社によりますと、26日から来月6日までの11日間に成田空港から出入国する人は推計で83万5200人で、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年の同じ時期と比べると4分の3程度ですが、去年と比べると1.3倍になると見込まれています。

ことしはハワイやグアムなどのリゾート地のほか、円安の影響を受けて韓国や台湾など近場の路線が人気だということです。

家族で韓国に向かう都内の男性は「例年はヨーロッパやオーストラリアに行くのですが、ことしは円安で韓国に行きます。ドラマの舞台巡りを楽しんできます」と話し、小学4年生の長男は「ビビンバを食べるのが楽しみです」と笑顔で話していました。

家族でグアムに出発する千葉県の男性は「去年は国内旅行でしたが、子どもたちに海外の文化にも触れてほしいので、家族で初めての海外旅行に行きます。もう少し円高ならいいのですが」と話していました。

インドネシアのバリ島に向かう神奈川県の夫婦は「コロナも明けて4、5年ぶりの海外旅行です。円安ですがあまり気にせずにゆっくり過ごしてきたい」と話していました。

成田空港の帰国のピークは来月6日の見通しです。

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