東京メトロは車軸の組み立て作業の際に社内で定めた基準値を超える圧力が掛かっていた車軸が225本あったと発表しました。

 東京メトロによりますと、車軸の組み立て作業について、銀座線や丸ノ内線などの9路線で合わせて1万1000本を緊急点検をしたところ、社内で定めた基準値を超える圧力が掛かっていた車軸が225本、見つかりました。

 このうち、223本は検査を行うなど安全を確認したうえで使用しています。

 残りの2本については使用を中止していて、今後、交換作業を実施するとしています。

 圧力の値は機械に自動入力されますが、一部では手動による修正が可能になっていたため、東京メトロのグループ会社の社員が数値の書き換えをしていたということです。

 一連の緊急点検を受けて14日に南北線で一部を運休にしましたが、その他の路線に影響はないとしています。

 東京メトロは今後、検査データの記録について手動で書き換えができないシステムに改修するなどの対応を行うとしています。

 これを受けて国土交通省は19日に東京メトロなどに立ち入り検査を行い、安全管理体制などについて確認するとしています。

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