パワハラ疑惑の斎藤元彦知事。「知事は孤独」と胸の内を明かしました。
その言葉が飛び出したのは、会見が始まって7分ほどが経過した時のことでした。
進退を相談できる人がいるのかと問われ。
兵庫県 斎藤元彦知事(46)
「知事というのは判断には孤独な面もずっとある」
さらには、こんな言葉も。
兵庫県 斎藤元彦知事
「うん、あの…人間ですから」
17日午後1時半すぎに始まった、ぶら下がり会見。普段は朝ですが、遅れた理由は公表されていません。
すでに、県議会議員86人全員から「辞職要求」を突き付けられ、19日の本会議初日にはすべての会派が知事の不信任決議案を提出する見通し。
しかし、本人に焦りの色はありません。
兵庫県 斎藤元彦知事
「不信任案を提出された場合には、先日からお伝えしている通り、それに沿って自分としてどのように対応していくか考えていく」
「(Q.選択肢は決まっていない?)自分としてどうするかということを考えていく」
質問の仕方を変えてみても。
兵庫県 斎藤元彦知事
「(Q.出直し選挙をするつもりは?)どのように自分が対応するかはまずは考えていく」
「その時、自分で考える」の一点張り。そうした流れで例の質問が繰り出されます。
兵庫県 斎藤元彦知事
「(Q.1人で考えるのか、相談できる人がいるのか?)知事というのは判断には孤独な面もずっとあるので、自分のことですから自分でしっかり考えて。人間ですから、日々のこういった状況のなかで不安な思いや苦しい状況はあったが、これまでの県政のあゆみをしっかり進めたい」
一瞬たじろいだのは、こう聞かれた時でした。
兵庫県 斎藤元彦知事
「(Q.19日に議会の対応を見るというが、何を見る?)ええ、あの…不信任決議案が提出されて(議会が)どのような判断をするのかを踏まえて、自分もどう対応するかを判断する」
一方、自らの懐刀だった片山元副知事については。
兵庫県 斎藤元彦知事
「片山副知事の元局長への対応についても言葉が強かったことがある。そこは片山副知事にもしっかり反省してほしい。違法ということではなく」
会見の最後には。
兵庫県 斎藤元彦知事
「(Q.今も知事を続けてほしいという声は?)色んな批判もあればそういった声も様々ある。そこは真摯に受け止めたい」
「(Q.やめないでという声は届いている?)色々、声はあります。批判も重く受け止めています」
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