特殊詐欺で高額被害です。香川県内に住む親子が約6600万円相当の暗号資産をだまし取られていたことが分かりました。警察が手口を公表して注意を呼び掛けています。

被害に遭ったのは、香川県内に住む30代の女性と、その両親です。警察によりますと、2024年4月26日、女性の自宅に「携帯電話が2時間後に利用できなくなる」といった内容の音声ガイダンスによる電話がありました。

案内に従ったところ、総務省職員や警察官をかたる男につながり、「詐欺事件の主犯格の男があなたから通帳を買ったと話している。このままでは逮捕される」などと脅され、検察官と話すよう指示されます。

その後、検察官をかたる男から、「マネーロンダリングの被害に遭っていないか確認する必要がある」などと言われ、インターネットバンキングの口座を開設するよう指示されました。

その後も、指示されるまま、開設した口座に預金を移し、暗号資産を購入。指定されたアドレスに約6600万円分の暗号資産を送信し、だまし取られたということです。

警察は、検察官が金銭を振り込ませることは絶対にないとしたうえで、少しでも怪しいと感じたら警察や知人に相談してほしいとしています。

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