◆当時の区長陣営の「足並みの乱れを誘う」
柿沢未途元衆院議員
柿沢元議員は検察側から自民区議に現金を配った理由を問われ、区長選と同日実施の区議選への「陣中見舞い」としつつ、「足並みの乱れを誘うことが頭の片隅にあったかもしれない」と証言し、関係の悪かった当時の山崎孝明区長の5選に悪影響を及ぼす狙いもあったと認めた。「現金を受け取ることで、区議たちの結束にくさびが入ると思ったか」と尋ねられると「はい」と答えた。 一方で、弁護側から「秘書たちに自分の意図を伝えたか」と問われ、「伝えていない。後藤君も察していなかったと思う」と話し、後藤被告との共謀は否定した。 柿沢元議員は自らの公判では現金の趣旨について「答えを差し控える」と述べ、説明していなかった。(中山岳) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。