日本航空によりますと今月22日、羽田発アメリカ・ダラス行きの旅客機に乗務した49歳の男性機長は到着後、滞在していたホテルで酒に酔って騒ぎ、現地の警察から口頭注意を受けたということです。
日本航空は、機長の心身の状態を確認する必要があり乗務は不適切だと判断し、この機長が乗る予定だった24日の羽田行きの便を欠航にしました。
乗客157人には謝罪したうえで、ほかの航空会社の振り替え便に搭乗してもらったということです。
日本航空によりますと、この機長は客室乗務員ら6人と飲食店やホテルの部屋でおよそ8時間にわたって飲酒し、その量は全員でワイン7本と缶ビールは多くて18本程度だったということです。
社内調査に対し、機長は「気が付かないうちに酒に酔ってしまった」と話しています。
日本航空は、2018年と19年にもパイロットの飲酒をめぐる問題で国土交通省から事業改善命令を受けていて、アルコール検査の強化などを行っていました。
日本航空は「対策をしてきたにも関わらず、このような事態を発生させてしまい、重大に受け止めています。再発防止の徹底を図ります」とコメントしています。
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