東京都日野市で12日、落下したイチョウの枝の下敷きになった30代男性が死亡した事故で、市による7月の樹木点検時に異常が確認されていなかったことが13日、市への取材で分かった。警視庁日野署が落下の原因を調べている。

 事故は市が管理する「多摩平第2緑地」で発生。大坪冬彦市長は13日「市が管理する敷地内の事故で、深くおわび申し上げる。ご冥福をお祈りするとともに、再発防止に全力で取り組む」とのコメントを出した。事故を受け、市は管理する公園や緑地を一斉点検する。

 市によると、最後の点検は7月25日。事故があった12日は強風は吹いていなかったとみられる。

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