検察長官会同で訓示を述べる畝本直美検事総長(左端)=13日午後、法務省

 全国の高検や地検のトップらが集まる検察長官会同が13日、法務省で開かれた。7月に女性初の検事総長に就任した畝本直美氏は訓示で、昨今の検察の事件捜査などで不適正さを指摘する声が相次いでいると指摘。「取り調べを含め捜査・公判が適正に行われることは、熱意を持って真相解明に取り組むことと同様に重要だ」と強調した。

 参院選広島選挙区買収事件での供述誘導問題や、大阪地検特捜部が捜査した業務上横領事件で違法な取り調べがあったとして、担当検事への付審判決定が出たことなどを踏まえたとみられる。

 畝本氏は、検察が活動できるのは国民の信頼に支えられてこそだと言及。

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