7月と8月に全国で起きた山岳遭難は660件(前年同期比78件減)、遭難者は736人(同73人減)だったことが13日、警察庁のまとめで分かった。昨年同期はいずれの数値も統計がある1968年以降最多だった。今年は昨年から減少したが、高水準にある。警察庁は「気象条件や体力、経験などに見合った山の選択と、万全な装備品の準備を」と呼びかけている。
都道府県別では長野が116件で最多。富山64件、静岡62件で続いた。態様別では「転倒」、「道迷い」、「滑落」の順に多く、「病気」と「疲労」が続いた。死者・行方不明者は計52人(同9人減)だった。
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