東京・練馬区の自宅で80代の妻の首を絞めて殺害した罪に問われている87歳の夫が初公判で起訴内容を認めました。

 吉田春男被告は去年12月、練馬区の自宅で当時81歳だった妻の首を絞めて殺害した罪に問われています。

 今月12日に東京地裁で開かれた初公判で、吉田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 検察側は冒頭陳述で「妻の生活態度を巡り口論をするようになり、怒りを募らせた」などと指摘しました。

 一方、弁護側は事件前に妻の足が不自由になったことから「年老いて人間らしい生活をしなくなる妻を見かね、自分が先に死ねば子どもに迷惑を掛けてしまうという思いを抱くようになった」などと述べました。

 そのうえで、吉田被告が深夜にインターネットで「終活」「親の介護」などと検索していたと明らかにしました。

 次回は13日に被告人質問が行われる予定です。

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