2013年、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)が射殺された事件で、殺人罪などで起訴された特定危険指定暴力団工藤会系組幹部の田中幸雄被告(57)の裁判に関し、京都地裁は11日までに、裁判員裁判の対象事件から除外する決定をした。10日付。

地裁によると、事件の担当とは別の合議体が決定した。裁判員法は、裁判員の生命や身体などに危害が加えられる恐れがある場合、対象から除外すると規定している。

事件を巡っては、地裁で争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きが続いている。弁護人によると田中被告は公判で無罪を主張する方針で、被告が事件を起こしたかどうかの「犯人性」が争点となる見通し。〔共同〕

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