中村判事は62歳。同じ裁判官出身の深山卓也元判事の定年退官に伴い、11日、最高裁判所の新しい判事に任命され、就任会見に臨みました。
これまで水戸地方裁判所の所長や最高裁の事務総長を経て、おととし6月から東京高等裁判所の長官を務めていました。
中村判事は「最高裁判所に与えられた権限と責任は非常に重く、任務の重さに身の引き締まる思いだ。司法、裁判の果たすべき役割を常に意識し、1件1件の事件に誠実に向き合い、多角的、多面的な視点から議論するよう心がけていきたい」と抱負を述べました。
また、最高裁の新しい事務総長に就任した氏本厚司氏も会見し「社会の司法に対するニーズを常日頃からしっかりとキャッチし、裁判所が組織全体として適切に運用されるよう環境の整備に全力をつくしていきたい」と述べました。
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