福岡県大牟田市にある独立行政法人国立病院機構大牟田病院では、複数の職員による虐待の疑いが明らかになり、県が先月公表した調査では、障害がある入院患者9人が虐待を受けていたことが認定されました。
警察が捜査を進めた結果、52歳の元介護職員は3年前、抵抗できない状態の患者の体を触った疑いで、64歳の元介護職員は5年前と去年、心神喪失状態の患者らの体を触った疑いで、そして、64歳の看護師は去年、患者4人の頭をたたいた疑いで11日それぞれ書類送検されました。
警察によりますと、調べに対し2人の元介護職員はいずれも容疑を否認し、看護師は患者4人のうち3人に暴行した疑いについて否認しているということです。
この問題をめぐっては、病院も第三者委員会を設置し、原因の究明や再発防止策の検討を進めています。
病院「心からおわび」
独立行政法人国立病院機構大牟田病院は、看護師ら3人が書類送検されたことについて「患者やご家族、地域のみなさまの信頼を著しく失墜させることになり、心からおわび申し上げます。再発防止策の徹底に取り組み、信頼回復に努めます」とコメントしています。
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