去年7月、船橋市の住宅で生後11か月の男の子が死亡した事件では、26歳の母親が傷害致死などの疑いで逮捕されたあと、処分保留で釈放され任意で捜査が続いています。

この事件で千葉県の市川児童相談所は、家族が以前暮らしていた千葉市から「育児放棄のおそれがある」と引き継ぎを受けて4回にわたって訪問を行っていました。

県は当時の対応に問題がなかったか検証するため、第三者による委員会を設置し、10日、初会合を開きました。

会合は非公開で行われ、県の担当者から児童相談所の対応の内容が説明されたあと、今後の検証方法について議論されたということです。

委員長を務める虐待問題に詳しい「子どもの虹情報研修センター」の川崎二三彦センター長は「分からない点がまだ多いので、改めて情報を整理する必要がある。関係するほかの自治体とも連携しながら、検証を進めていく」と話していました。

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