9日も関東では大気の状態が不安定でした。各地でゲリラ雷雨が相次ぎました。群馬県では夜に猛烈な雨が降り、気象庁が2日連続で記録的短時間大雨情報を出しました。
■群馬で1時間に100ミリの猛烈な雨
冠水した道路。車が走ると、水しぶきが大きく上がります。 雷が鳴り響くなか、川のようになった道路から、歩道にまで波が打ち寄せます。 9日夜、1時間に100ミリという猛烈な雨が降ったとみられる群馬では、記録的短時間大雨情報が発表され、安中市では、土砂崩れが相次ぎました。次のページは
■台風10号で分断した国道 ようやく通行へ■台風10号で分断した国道 ようやく通行へ
暖かく湿った空気の影響で、大気の不安定な状態が続く関東。先月の台風10号による被害もいまだに後を引いています。
地響きとともに土砂が一斉に道路に流れ込み、運転中の車を巻き込んでいきます。土砂の崩落が起こったのは、国道246号の新善波トンネル。神奈川県の中央を横断し、静岡方面へとつながる重要な国道が分断されました。
9日、10日ぶりにようやく通行止めが解除されましたが、今後の雨量次第で通行規制もあるということです。現場の目の前の会社で働く男性は、当時の様子について次のように話します。
株式会社伊藤設備工業 伊藤紀彦代表取締役「上からもう土砂が流れてきて、よくここまでで止まったかなって。防護壁を作って開通させるために尽力してくれた方々に感謝したい」
■農道崩落 ミカン農家の苦悩
一方、復旧が進んでいない場所もあります。ミカン畑へ続く農道は大きく崩落し、今も通行できません。 崩落した道沿いの住民「畑あるでしょう。あっちの人はみんな行けない」
「(Q.農家の人たちは困っている?)困るでしょう」 ミカン農家によると、来月にも収穫を控えていて、農道が通行できないと大きな損害が出る恐れがあるといいます。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年9月10日放送分より)
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