神奈川県逗子市で2022年7月、無差別に体当たりするなどして男女4人に重軽傷を負わせたとして、傷害罪に問われた米海軍横須賀基地所属の米兵クリーガー・ダニエル被告(31)の公判が9日、横浜地裁横須賀支部(片多康裁判長)で開かれ、検察側が懲役2年6月を求刑した。弁護側は重い意識障害があったとして無罪を主張し、結審した。判決は26日。

 冒頭、被害に遭った女性(60)は時折声を詰まらせながら「いまだに謝罪や反省の言葉がなく、あの時の恐怖がよみがえる」と意見を述べた。検察側は論告で、周囲の状況を正確に把握しており「完全責任能力が認められる」と訴えた。

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