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衝突の瞬間をドライブレコーダーが捉えていました。

■“緊急走行”パトカーと車衝突

深夜の国道を走る軽自動車。交差点を直進しようとした、そのとき… 右側から出てきたのは、パトカーです。   交差点に入る直前、減速したようにも見えますが…その後、一気に加速し、軽自動車と衝突します。

このパトカーが出てきた方向にあるのが…

山木翔遥アナウンサー
「事故があった交差点です。その向かいに上尾警察署があります。パトカーは警察署の脇道から出てきて、出会い頭に軽自動車と衝突したということです」

これは、衝突直後の写真。2台とも大破しています。

軽自動車には20代の男女4人が乗っていましたが、いずれも頭を強く打つなどの重傷を負いました。
パトカーに乗っていた警察官2人のうち、1人も軽傷です。 近隣住民
「寝ようと思って横になっていたら、けっこう大きい音で『ドーン』『ガシャン』みたいな音が聞こえたので、“これはぶつかったな”と」 なぜ、事故は起きたのでしょうか?

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■問題は?専門家は「もう少しスピードを…」

■問題は?専門家は「もう少しスピードを…」

映像をもう一度見てみると…

軽自動車側の信号は「青」。 つまり、パトカーは赤信号を直進しようとしたことになります。
パトカーの赤色灯は点灯していて、サイレンも鳴らしていたそうです。 山木翔遥アナウンサー
「警察によりますと、パトカーは『路上に人が倒れている』との110番通報を受けて現場に急行するため緊急走行していたということです」 緊急とはいえ、パトカーに問題はなかったのか?専門家は… 元警視庁刑事・吉川 祐二 さん
「(緊急走行中に)赤信号に入る際には止まることはないが、スピードを落として、左右の確認をした上で通過する。そして、助手席の警察官はマイクを使って“緊急走行が赤信号の交差点に入る”という旨を何回も流す。映像を見る限りでは(パトカーは)もう少しスピードを落とし、左右の確認をしてもよかったのでは」 警察は「緊急走行の適否については現時点で調査中」としています。 この記事の写真を見る(11枚)
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