広島県世羅町で、特産の梨を害虫から守る「防蛾灯(ぼうがとう)」の明かりが暗闇に浮かび、幻想的な光景を作り出している。
約40ヘクタールの畑で梨を栽培する「世羅大豊農園」では、日光を浴びさせて糖度を上げるため、実に袋がけをしない。夜行性の害虫が嫌う波長の黄色い光を放つ防蛾灯1600本を設置し、作物への被害を防いでいる。
収穫が終わる10月上旬まで毎晩、夜明けまで点灯する。同園の松村健立朗組合長は「観光目的で点灯していないが、レアな光景を楽しんでほしい」と話す。
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