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遠く離れた新潟にも解決願う人がいる 上智大生殺害事件から28年 夏休み英語教室「順子」先生との縁今も
事件現場での献花式では「毎朝仏壇に、今日こそ事件を解決するよと心の中でつぶやく。近隣の人も引っ越したり亡くなったりして情報が集まらない。ささいな情報でも寄せてほしい」と願った。
京成柴又駅前で、情報提供を呼びかける小林賢二さん=9日、東京都葛飾区で
8日には、大学のサークル活動で中学生に英語を教えていた順子さんの教え子2人が、初めて現場を訪れた。新潟県内の放送局で働く斎藤拓也さん(45)は「おかげで英語が得意になったという感謝と、一刻も早い解決を願っていますと順子さんに伝えた」といい、同級生の丸山亮太さん(45)は「ずいぶん時間がたったが、ようやくお参りに来られた」と語った。 事件は1996年9月9日夕に発生。自宅に1人でいた順子さんが、首などを刃物で複数回刺されて死亡し、室内に放火された。犯行時間帯、現場近くでは黄土色っぽいコートを着た、身長160センチ前後の不審な男が目撃されている。解決に結びつく情報提供者には最大800万円の懸賞金が支払われる。情報は亀有署=電03(3607)0110=へ。(米田怜央)献花式で順子さんの遺影を前に事件解決を願う小林賢二さん=9日、東京都葛飾区で
現場にある地蔵に手を合わせる斎藤さん㊧と丸山さん=東京都葛飾区で
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